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女優の舞台訴訟のニュースを見て思い出したこと

これって、本当はどうなのか?

登場人物にも舞台にも興味が無いのだが、
この一連の騒動を見ていて、脳裏をフラッシュする記憶の断片がある。

小学校の時の出来事だが、
私が5年だったか6年だったか忘れた。

とんでもない事件の加害者になった。

今ならマスコミをにぎわせる大事件だと思う、
しかも、殺人未遂、場合によっては殺人者だ。

事の次第は、一学期の終業式後の帰り道、
一斉に帰る時に、自宅まで大人なら15分の道のり、
子供の足で30分ぐらいかな、だらだら歩くから。
途中の区域の子たちも一緒にふざけたりおしゃべりしながら歩いていた。

突然私の方に走ってくる子がいた。
小学校1,2年の可愛い女の子が、泣きながら
「私の通知表を、取って行って返してくれない」と言う、
「誰が、」と聞いたら、「あの男の子」と言う
乱暴で有名な兄弟の弟で3年生ぐらいの男の子、私の家よりちょっと奥住んでいる子だった。
その男の子に近づいて「小さい子をいじめちゃダメでしょう、通知表を返してあげなさい」と先輩ぶって言った。
その男の子は走って兄の方に行った。
その子の兄、私の1学年下の子が怒って私の方に来た、
そしてスーパーマンのつもりで風呂敷をマントのように首で結わえていたその兄は
私に何かわめきながら、その風呂敷の裾を持ち上げて私の頭をすっぽり覆った。
薄暗い闇の中で目の前にあるのはその男の子の怒った顔だけ、そして私の髪の毛を両手でつかんで滅茶苦茶に引っ張る。
「やめてー!」とその子を手で押した。

その瞬間一気に明るくなってその子が消えた。
「え、なんで?」と思うのと同時に大勢の「キャー」と言う悲鳴が聞こえた。
偶然、立っていた場所が橋の上だった、欄干の継ぎ目が少し(25㎝ぐらい)開いた場所が目の前に有った。
その兄は、その隙間から真下に転落していた、見ると岩の上であおむけに血を流して動かない。

どうしよう、、死んじゃった。

気が付いたら自宅にいた、自分の机の前に座って震えていた。
母は長期入院中でいない。
父は仕事で夜まで帰らない。
祖母がおかしいと思って近づいてきた、「どうした」と
泣きながら、おばあちゃんにいきさつを話した、どうしようどうしよう、、
あの時の気持ちが甦ってきた。
我が家で目の悪い祖母に家事は無理なので私がすべてをやっていたが、
その日は何も手に着かず泣きじゃくっていた。
父が帰って来てすぐに話をした。
「わかった」と言って父は出かけた。
その時父はまず大騒ぎになっているだろうから隣の雑貨店に私の同級生もいるので知っているはずなのでそこに情報を求めた、
そして入院したと言う病院を教えてもらって駆けつけたそうだ。
命は無事だった。
頭を数針縫うけがだった。
その程度で済んだのは奇跡だったと思う。
そして父が、謝ってお見舞いを差し出してかかる医療費もすべて払う事を申し出たが、
怪我した子供の父親から意外な言葉が返ってきた。
その父もやくざのような人で乱暴者で有名で恐れられていた人だったので、それ以上の請求も覚悟していたそうだったが、
「おたくの子が悪いはずはない、家の子がいつも迷惑かけているのは知っている。今回だって家の子の言い訳なんか信じちゃいない、仕方なかったんだと思う。お宅の子こそ、どれだけ驚いて傷ついているかと考えると可愛そうだ、早く帰って○○(私の名)を慰めてやってくれ、見舞いなんて貰う訳に行かない、こっちが謝らなければならないはずだから、○○は悪いことをしたことが無い子だから心配しないように、学校にもちゃんと言っておいたから」
そう言って見舞いも受け取ろうとしなかったので奥さんに見舞いだけ渡してきたと言う。
確かに悪すぎる行いの子供たちだ、我が家の2軒先の家が、その子がグライダーを作る時に使った火のついたろうそくを投げ捨てて全焼してしまったことさえある、しかもそこで作っていたのは親の財布から盗んだお金で買ったから自分の家で作れなくて自分の家から離れた所で作っていた、
そういう悪さを日常茶飯事にしている兄弟だった。
私より一つ上の姉も性格がきつくて有名だった、私には優しかったが、皆に嫌われていた。

後で知った、最初の原因、通知表を取られた返してくれないと訴えた子の話は半分嘘だった。
その女の子は自分の成績がいいのを自慢したくて、みんなに見せていた、そしてだれも「あ、そう」と言う程度で相手にしなかった、そこでその男の子の弟にも近づいて見てみてとしつこくしたそうだ、それでどれどれと持って見ていた、じっくり見ていた、そしてなかなか返してくれない。
その女の子の自宅が近くなって返してもらいたいが言えなくて、何も知らなかった私の所に泣きついてきたと言うのが真相でした。

嘘に振り回された事、思い込みで行動した事が分かって、私は黙っていられずに後にその兄弟の家に自分で謝りに行ったのです。
その後みんなの嫌われ者で遊ぶ友達がいなかった、その一つ上の姉と弟たちと遊ぶようになりました。
その父親も、声は大きく怒鳴っているような言い方だが、悪い人ではなく、理屈の通る人だとわかりました。
周りの大人たちは猫なで声で、ずるがしこい人が多いと思ってたので、安心できる大人だと感じました。

今回の土屋アンナさんの騒動、真実はどうなんだろうと自分の記憶と重なって見えて仕方ありません。

そしてこの日記を書いていて、あの時の緊張と、言葉を思い出しながらまた泣いてしまいました。

受け取り方が違えば、人生は全く違うものになっていたと思う。
正義感の塊が生んだ悲劇、、
あれだけで済んでよかった。
凄く勉強になりました、片方の話だけをうのみにしない、しっかり学習した時でした。

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プロフィール

roserose

Author:roserose
聴覚障害による身体障がい者です。
メニエールと言う病気の後遺症で難聴になり、
重度難聴用の補聴器使用でも聞き取りは困難で音は聞こえても言葉は不明瞭で会話が難しくなりました。
手話歴10年超 日常の大半は手話ができる人たちとの交流です。

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